戦えるものは武器を手に、己の街は己で守るべし

「詩歌藩国藩王九音・詩歌は、宣言する。敵はFVBにあらず、一介の海賊である」

          絢爛の海から 40108002

──戦えるものは武器を手に、己の街は己で守るべし

現在詩歌藩国が襲撃を受けている事を聞き、皆の苦境を思うと胸が張り裂けんばかりだ。
先の勧告に従い、訓練の成果を発揮して速やかに避難出来ている事を願う。

また、宰相府とISSに救援も要請している。
ISSには日頃からお世話になっていることと思う。
宰相府は我々の出撃を後押ししてくれており、適切な対応を取ってくれるだろう。
救援は期待していい。

しかし。しかしだ。
今襲撃をかけてきている海賊は、戦い慣れた手ごわい敵だろう。
だが、彼らは食い詰めて国を追われた盗賊でしかない。
FVBはこのような襲撃に加担するものを海賊法で取り締まっており、彼らにはもはや帰る国すらないのだ。
超常の存在ではない、ただの人間の賊だ。
流氷に覆われた海を、深い雪に覆われた大地を、彼らは経験しているだろうか?

私達は今、遠い海の戦いに勝利した。
詳細はまだ伝えられないし、後少しやることがあるかもしれないが、ともかく出来る限り急いで戻る。
それまで国を守り、戦って欲しい。
竜士隊、銃士隊、歩兵の皆。魔法使いと風を追う者。
連携を組み、地の利を活かして戦えば、決して戦えない相手ではない。
海賊の船は射程が長い。
戦えぬものは内陸地か浮遊島へ逃がし、戦えるものは雪に隠れて上陸してきたところを狙え。
僧侶と神官は避難民をまとめ、看護士達は後方で医療に従事して欲しい。

私達は幾度も助けられてきた。
今、大切なものを自らの手で守って欲しい。
そして、必ず生きて再会しよう。


九音・詩歌

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