詩歌藩国日報

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zoom RSS ユウタ(ACE)

<<   作成日時 : 2007/08/02 22:38   >>

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L:ユウタ={
 t:名称=ユウタ(ACE)
 t:要点=ゴーグルを兼ねたヘッドセット,痩せぎすの少年,タンクトップ
 t:周辺環境=地竜(多脚戦車)
 t:評価=全能力30(兄竜に搭乗しているため、降りると13)
 t:特殊={
  *ユウタのACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。
  *ユウタは歩兵として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。
  *ユウタは1名までを背に乗せて輸送できる。(兄竜に搭乗しているため)
  *ユウタはAR15としてみなす。(兄竜に搭乗しているため)
 }
 →次のアイドレス:なし


ユウタ(豊国 ミルメーク &須藤 鑑正)
画像


『「優しい竜。あなたはきっと、人と竜が仲良く生きていた頃を覚えているのね。さあ、優しい竜。お行きなさい。その幼子とともに。その子はあなたに預けましょう。人として生まれ竜として生きる子」その幼子に名を。人と竜の友情に。そう、かつての偉大な英雄の名を。
ユウタ。ユウタ・ヒメリアス・ドラグゥーン」』
――矢上総一郎『ドラゴンデパート』
無名世界観においてユウタに関する情報が書かれているのはこの一説のみである。
この一説は、ドラゴンデパートと呼ばれる第六世界群に存在する世界のことを書いている文章であることから、ユウタもドラゴンデパートの人物であると言えるだろう。ドラゴンデパートは様々なドラゴンが存在する世界であり、珪素系生物の生態系が急速に広がったせいか、人類の生存圏が脅かされており、この事象は第5世界の幻獣による人類の生存圏の侵食、及び自然回帰に似ていることから第5世界寄りの世界であると考えられる。また、アプローの涙以前に行われたエースゲームにおいて、ドラゴンデパートは地の底の母ことクリスタルBALLSによって爆破され、現在は世界崩壊しているようである。そんな世界で暮らしていたユウタがどんな人物なのかは想像に頼るしかない。
これはそんな情報が少ないユウタが詩歌藩国に招かれることに決定した後に行われた会議でのやり取りである。

「さて、今日の議題ですが……」

静かな会議室に九音・詩歌藩王の声が響く。

「今回、我々が藩国に招くことになったユウタ君についてです」
「招くことに決定したはいいですが、私たちが彼に関して知っていることは少ない。どんな容姿なのかもわからないような状態です。なので今日はまずユウタ君の容姿についてみなに予想してもらおうかと思います」

藩王が言葉を聞き、会議に参加していた藩民は口々に自分の予想を語り始める。一人一人が自分の予想を語るのに夢中で、ほかの人の意見など聞いてもいない。
これではいつまで経っても会議が終わらないと判断した藩王は、懐から裁判長が持っているようなハンマーを取り出し、それで机を叩きながら声を張った。

「あー、静粛に、静粛に。このままではいつまで経っても会議が終わりません。そこで実はミルメーク君にいくつか予想の絵を描いてもらってきました。おのおの自分の主張はあるでしょうが、まずはその中から自分でこれと思うものを選んでみてください。ではミルメーク君、みんなに絵を見せてあげてください」
「はい!! では皆さん、これを見てください。伊能さん、一旦部屋の電気消してもらっていいですか?」
「あぁ、了解だ」

勢いよく立ち上がったミルメーク君は、いつの間にか設置されていたプロジェクターを起動させ、暗くなった会議室の壁に絵を映し出した。

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「一応こんな感じで色々描いてみました。僕のイメージで描いちゃったので、皆さんとイメージと違うかもしれないので全部違うと思ったら遠慮なくそういってください」

ミルメーク君は少し自信なさそうにそういったが、その心配は杞憂だった。絵を見た一同はこれが言い、あれがいいと騒ぎ始めた。

「みんな可愛いです…!」
「どれか一つなら3……かな」
「1番が元気少年ぽくていい感じー」
「どれもいいけど2番のちょっと生意気そうな顔に惹かれる!」
「3番しかないっっっ!!」
「4番のやさしそうなのもよいですねー」
「どれもいい!!」

みな、すぐには決められないようで、なかなか意見はまとまらない。
会議はまだまだ終わらないようである。


会議室でこんなやり取りが行われていたころ、詩歌藩国の王都を一人の少年が歩いていた。隣には詩歌藩国では見たことのない多脚戦車を連れていた。その形はどことなくドラゴンを思わせるフォルムをしている。

「へー、ここが詩歌藩国かー(*機械語)」

ゴーグルを兼ねたヘッドセットを外し、少年は呟いた。その少年は北国人とは異なる肌をしており、タンクトップからむき出しになっている腕は細く、背の高い為、全体的にひょろっとした印象を受ける。しかし体中から元気オーラを放っており、キラキラと輝く茶色の瞳が少年を魅力的に見せていた。

「さてと、招かれたんだからちゃんと挨拶に行かないとな(*機械語)」

少年はそういって政庁を目指す。現在、その少年に関する会議が行われている政庁へと。

画像


場面は会議室に戻る。
会議室は今も議論の真っ最中である。机にはユウタ君の予想図がいくつも並んである。中には趣味の世界に走って、完璧に女の子と化してフリフリの服を着ている絵や、手にサイコガン見たいなのがくっついている絵もあるようだ。会議がこんなのでいいのかと少し疑いたくなる。
と、その時、勢いよく会議室の扉が開いた。一斉に扉の方を向く会議室の面々。そこには、さきほど王都の街を歩いていた少年が立っていた。少年は深々と頭を下げた後、元気に声を上げた。

「オレ、ユウタって言います。フルネームはユウタ・ヒメリアス・ドラグゥーンです。これからしばらくこの詩歌藩国でお世話になりことになりました。よろしくお願いします!!……ってあれ?どうしたんですかみなさん??(*機械語)」

本物のユウタの姿を見た詩歌藩国の面々は気まずそうにしている。今まで好き勝手に姿を予想していたんだから当たり前といえば当たり前である。
そんなみんなの様子に苦笑しながらも九音・詩歌藩王がユウタに答えた。
機械語は先王に少し習っている。

「あぁ、君がユウタ君ですね。そうこそ詩歌藩国へ。私たちはあなたを歓迎しますよ」

その言葉に気を取り直した会議室の面々は、ユウタに口々に歓迎の言葉を送った。その言葉にユウタが答える。

「よかった。なんかオレ、入っちゃまずい時に入っちゃったのか思って焦りましたよ。……んっ?この絵は何ですか?(*機械語)」

ユウタはそう言って机に並べられた絵を一つ手に取る。それは例の女の子と化したユウタの予想図であった。

「あぁ!いや、それは何でもないの!!ユウタ君は気にしないで。あは、あはははは」

近くに居た駒地が誤魔化しの笑い声を上げながらユウタから絵を奪い取る。

「そうなんですか?可愛い女の子の絵だなって思ったんですけど(*機械語)」
「だ、だよねー。ホント可愛い女の子だ。うん、絶対女の子だ」
「?」

うろたえている駒地を見て首をかしげるユウタ。
(まさか自分がモデルとは思ってないだろうなぁ)
その場の面々の誰もがそう思った。

「まぁまぁ、ユウタ君。ここまで歩いて来るのも大変だったでしょうから、今からユウタ君の滞在場所に案内しますよ」

たまらず藩王が助け舟を出した。

「あっ、はい。じゃあお願いします!(*機械語)」
「ではミルメーク君、案内お願いできますか?」
「了解です!ユウタ君、僕についてきてください」
「はーい(*機械語)」

こうしてユウタはミルメークに連れられて、会議室を出て行った。ユウタが出て行ったのを確認して大きく息をつく面々。そうして誰かがつぶやいた。

「……結局この会議って何の意味があったんだ?」

その言葉に答える者は誰も居なかった。


まぁそんなこともあったがユウタ君は無事に詩歌藩国にやってきましたとさ

そしてその夜
ドラゴンの開発へ続く

(文:伊能 誠人)

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